盃に乾杯!?
「コイツを売って来い。」


大杉は強面の人たちを
セイラさんに差しだし、
大杉は私に近寄ってきた。


「何よ!!!」


「分かった?


俺に逆らうと、
この様になるんだよ。」


私は大杉の言葉に、
本当の極道の怖さを知った。


さすが関東一、
いや全国を支配する、
組だと改めて知った。


「売るって?」


「コイツを他所の国の
誰かに売るんだよ。


まあ。
生きて帰れるかは
分からないけど。」


私は思わず息を飲んで、
セイラさんは、
何も言えなくなった。
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