盃に乾杯!?
「売られて欲しくなかったら、
副会長を辞める。


そして一切、
俺と香澄に付きまとう
事はしないと
約束できるか?」


大杉は、
セイラさんに言った。


けどその言葉は、
いつもの大杉ではなく、
極道の大杉だった。


「分かった。」


「離してやれ。


お前が自分の親に言っても、
無駄だからな。


香澄。
教室に行こう?」


私は大杉に手を握られて、
教室に向かった。
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