盃に乾杯!?
私の誕生日を
1週間後に迫ったある日。


「香澄。」


私はいつもの様に、
大杉に抱かれて
ベッドの中にいた。


「明日から、
俺がいなくなったら、
お前はどうする?」


「はい?」


「どうするか、
聞いているんだよ。」


「分からない。」


本当にそうだった。


だって、
私の誕生日に、
するって言ったくせに。


私は泣きそうになった。

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