盃に乾杯!?
「あのままだと、
本当にダメになってしまうと、
俺は感じた。


だったら、
少し距離を置いて、
お前の気持ちを知った上で、
お前を抱きたかった。」


大杉は少し、
困った表情で話した。


「無理やり抱いても、
お前を失う方が、
もっと辛いから。」


「大杉・・。」


「愛している。香澄。


誕生日おめでとう。」


「ありがとう。」


私はやっと言えた言葉と
同時に大杉に飛びついた。
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