盃に乾杯!?
「一杯だね。」


「ああ。」


組が一同に集結したので、
沢山の人で溢れていた。


「大五郎。」



「兄貴。」


大杉の両親とお兄さん、
そして私の両親もいた。


「一杯だな。」


「うん。」


「?」


お兄さんが私に聞いてきたので、
私は返事をすると、
ちょっと違っていた。


「胸元だよ。」


お兄さんに言われて、
ハッと分かった私は、
俯いてしまった。
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