盃に乾杯!?
「私はずっと、
主人しか見てなかった。


向こうは他の人を
ずっと想っていたけどね。」


「そうなんですか?」


「主人はずっと、
ある人に片想いをしていて、
私は一切振り向いて貰えず、
悲しい思いもした。


けど私は諦める事は、
一切しなかった。


極道の女房をするには、
それ位に覚悟が無いと、
いけないからね。」


私は初めて知った、
大杉のお母さんの事。


まさか、
お母さんのライバルが
予想外の人だとは、
後で知った。
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