盃に乾杯!?
「さっきの続き・・。


主人の片想いの相手は、
貴方のお母さんなの。」


「はい???」


「驚くわよね。


主人はずっと、
貴方のお母さんが好きだった。


けど、
貴方達の両親は、
中学生位から付き合っていて、
全く入る隙間が無いのに、
主人は諦めなかった。」


お母さんはため息混じりに、
私に言ってきた。


「結局は?」


「主人は諦めた。


好きな人が、
一生笑っていて欲しいと。」


お母さんの声には、
涙が混じっていた。
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