盃に乾杯!?
「私は松下菜々。


菜々と呼んで欲しい。」


「私は・・・。」


私は続きを言おうとしたら、
彼女に止められた。


「知っているよ。


実は私も貴方と同じ、
極道の娘なんだ。」


「やっぱり・・・。」


「気付いていた?」


「何だか同じかな?と
感じていたけど・・。」


「そうなんだ。


私は小さい時に、
あるパーティーで貴方を
見かけたのよ。」


「そう?」


私はすっかり忘れている。
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