盃に乾杯!?
「その時に、
大杉君と加藤君とも、
出会ったんだ。」


「出会って?」


「覚えてない?」


「うん。」


私は菜々に笑われた。


「香澄って、
結構鈍感なんだね?


私は覚えていた。


2人とも格好良かったし、
好きになったんだ。


けれど、
2人とも貴方しか、
見ていなかった。」


そう言うと、
菜々はイジワルそうに
笑っていた。


私と大杉って、
そんな時に出会っていた?
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