先生の秘密



「青葉…目が据わってきてるよ…」


呆れたようにこちらを見る聖と恐ろしいものでも発見したような顔をするはつかを無視して列に加わる。


別に平凡であることに対してコンプレックスを持ってるわけでもましてや生徒会長が羨ましいわけでもないけど。


ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ神様は不公平だなぁと感じたわけですよ。


まぁ、生徒会長だし。
完璧超人だし。
何でもありなんだろうけど。


「あー!イケメン先生まだかなー」


…こいつはまだこれを言うのか。


いい加減現実見た方がいいと思うんだけどなぁ。


朝から説教してくれたお兄さんは、結構イケメンさんだったけど。


はつかに言ったら発狂しそうな気がするから言わない。



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