あゆおけぃ?




 だから今、親の知らない秘密の場所に身を潜めている。


 携帯の電源をつけてみた。不在着信、20件。





 こう言う時だけ構うんだなとため息をついた刹那、ディスプレイに映った文字は彼女のものだった。




「……」




 絶句した。


 どうしようかと悩みながら、電話に出てみる。

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