あゆおけぃ?

「もし、もし」


『あっ、尚ちゃん?おはよー!』




 夜なのにハイテンションだな、と呆れた。


 少し気が抜けた。




『今どこにいる〜?』


「俺の事探してくれてんのか?」



『まぁねぇ。君のおばさんおっかないね!うちの息子に何さらしとんじゃワレェっ!だってさっ。嘘だけど!』



 そう言って笑う。



 元気付けようとしているのがわかった。


 そして、申し訳なくなった。
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