初カレは先生でした。


佳奈side



「ごめん…、俺達…、別れよう」

あたし達、

今いつもみたいに旧校舎裏にいるんだけど、



聞き…まちがい?



「え?…なに?」


「別れよう。俺達」


「えっ?…なんでっ?」


「俺…、ガキのおもりは疲れたんだよ」



「…グスッ…ぇ?なんで…?…なんでそんなこというの?グスッ…卒業まで待っててくれるって言ったじゃん…」



「そうやってすぐ泣くし、もう疲れた。それに俺、彼女できちゃったし。じゃあな」



なにが起きてんのか、頭がうまく回らなくて…、

その場所からずっと、動けなかった。
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