幸せよりも欲しいものは何ですか?
少し苛立った様子で佐藤さんはレストランを出た。


私は自分の気持ちに決心が着いた。



そして


夜静かな公園の中で



携帯の春樹のメモリを開き



発信ボタンを押した。



コール音が耳元で響く。


『はい?』



しばらく聞いて無い…巻き舌な話し方の
少し低めの

あの声がした。
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