幸せよりも欲しいものは何ですか?
『良かった、分かってくれて…。

なんか倒れそうになってたから。

どうしたの?

大丈夫?』


「あ、はいすみません。ぼーっとしちゃって。」


『何かあった?』

「あ、いえ。特に大丈夫です。心配かけてすみません。」



どうしてこんなタイミング良く佐藤さんが居たのかは分からない。


ちなみに佐藤さんは私に振られた後

会社を辞めて転職をしていた。

たまに世間話程度でメールくる事はあったが、

未練ある様子も無かったし

あれから一度も会っていなかった。

< 136 / 217 >

この作品をシェア

pagetop