幸せよりも欲しいものは何ですか?
夜が明けた。


『ママ、パパ、おはよう。』


私と春樹は何事も無かったかのように、いつも通り布団に入っていた。


「おはよう愛結。すぐ朝ご飯作るからね。」


私は布団から出て、簡単な魚料理と、お味噌汁を作って、食卓に並べた。


「愛結、パパ起こして。」

『はぁい!パパぁ!』



愛結は春樹の布団に向かって飛び付いて行った。


春樹は寝起き悪いが、愛結が起こすとすぐ起きてくれる。


…そのはずだが…


『愛結…おいで。』


春樹は寝ぼけたような表情をして、愛結を抱っこし横になった。


愛結はキャーキャー喜んでる。


「ちょっと春樹ぃ!何してるの!愛結が汚れるぅ~!」


『…お前、俺を何だと思ってんのよ。』


朝食を食べた3人は

春樹は職場へ

私は愛結を保育園に届けた後職場へ向かった。


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