幸せよりも欲しいものは何ですか?
そんな幸せな生活に変化が出たのは
愛結が小学2年生になった頃からだ。
「春樹お帰り。」
『…あぁ。』
ある日も
「春樹ご飯出来たよ。」
『…。』
黙って食事につく。
『パパ、今日ね宏君と一緒に遊んだの。』
『そぅ…良かったな。』
愛結の頭をポンと触れて布団に入ってしまった。
少しずつ
本当に少しずつ
春樹は会話を減らしていった。
少しずつの変化だったから
愛結は、気付いてない様子だったが
私はすぐに分かった。
春樹が私達と会話しないようにしてる事。
愛結を傷つけないように徐々に変化を付けてる事。
そしてその理由までも。
傷つけないようにしてる。
けれど
残酷な人だよ
春樹は…。
愛結が小学2年生になった頃からだ。
「春樹お帰り。」
『…あぁ。』
ある日も
「春樹ご飯出来たよ。」
『…。』
黙って食事につく。
『パパ、今日ね宏君と一緒に遊んだの。』
『そぅ…良かったな。』
愛結の頭をポンと触れて布団に入ってしまった。
少しずつ
本当に少しずつ
春樹は会話を減らしていった。
少しずつの変化だったから
愛結は、気付いてない様子だったが
私はすぐに分かった。
春樹が私達と会話しないようにしてる事。
愛結を傷つけないように徐々に変化を付けてる事。
そしてその理由までも。
傷つけないようにしてる。
けれど
残酷な人だよ
春樹は…。