幸せよりも欲しいものは何ですか?
『元気ないのか?』

春樹は私が元気ない理由を知らない。

「いや、仕事のストレスかな。」

結局元カノの事を言えず仕事のせいにする。

『おいで。抱いてやる。』


春樹は私を優しく引き寄せた。
いつもちょっと乱暴にキスをするのに、この日は優しい深いキスを繰り返し、私の体を丁寧に愛した。


果てた私達は、いつものように腕まくらをして寝る。

春樹は優しく私の頭を撫でた。


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