幸せよりも欲しいものは何ですか?
キスした後は、あまり目を合わせてくれない。
私自身、目を合わせると照れるから、それはそれで助かってる。

少し部屋でのんびりして、私達は旅館の浴衣に着替えた。

『お風呂に入ってくる?』
「うん行く~。」
『お前部屋の鍵持ってな。多分俺の方が長風呂だから。』


私は長風呂出来ない。すぐにのぼせてしまう。
貧血気味な証拠だ。

私が鍵を持って、私達はそれぞれの入浴先へと向かった。





大きくて綺麗な露天風呂に癒され私は部屋へと戻った。

やっぱり春樹はまだ戻ってない。


代わりに部屋のテーブルに、お鍋料理がセットされていた。


私は1人でお茶を飲みながら春樹の帰りを待った。
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