幸せよりも欲しいものは何ですか?
春樹は私の家まで車で送ってくれた。

帰り道、私達はずっと手を繋いでた。

寂しい空気なんて無かった。
ただ
暖かい空気だけが2人を包んでた。



私達は、いつもと変わらない世間話をして、いつものように笑っていた。


家に着いて、車降りて


「じゃあまたねっ!」

って、いつものようにドアを閉める。



そしていつものように、クラクションを一回鳴らして走って行く車。


ずっと笑っていた。

ずっと笑顔を見つめてた。


あの大好きな


優しい笑顔だった。

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