幸せよりも欲しいものは何ですか?
私は、春樹にキツく抱きしめられながら、


そのまましばらく布団に入ってたけど、2人は何も言葉を交わさなかった。



時間は虚しく過ぎ、私は帰る支度を始めてた時…


春樹はタバコを吸いながら話してきた。



『…お前に辛い思いさせるなら…メールもしない方が良いのか?』


それは完全に縁を切るという事だった。


「…また聞くけど、もう聞かないから…私達…本当に付き合えないんだよね?」



『…今すぐに…答えを求めないでくれ。』


「…だよね、ごめんね。
もう…

…連絡とるの


やめようか。」



終わるんだよね…



これ以上


傷が付くのが怖くて



私は



逃げる道を



探していたんだ。
< 77 / 217 >

この作品をシェア

pagetop