魔女の報酬2 ~果ての森編~
「あー、今度は騒がなかったぞ」
「おとなしくしてたわよ」
ラムルダの機嫌を計るような二人の発言に、彼は幾分表情を緩めた。
それを見て取ったとたん、メディアとミレド2世がほとんど同時にたずねた。
「王子は?」
「ロランツは?」
ラムルダはおだやかに微笑んだ。
「自分の目で確かめてごらん」
彼は扉の前から、体をずらすとメディアを通す。
が、後を追おうとした王を制して、若き魔法使いの長は首を振った。
「しばらく二人だけに」
王は苦笑すると、人の心を見透かすかのような眼差しをラムルダに投げかけた。
「損な役割だな」
ラムルダは虚をつかれて、王を見返した。ためらうように言う。
「一杯、やりたい気分ですね」
「つきあうぞ」
「おとなしくしてたわよ」
ラムルダの機嫌を計るような二人の発言に、彼は幾分表情を緩めた。
それを見て取ったとたん、メディアとミレド2世がほとんど同時にたずねた。
「王子は?」
「ロランツは?」
ラムルダはおだやかに微笑んだ。
「自分の目で確かめてごらん」
彼は扉の前から、体をずらすとメディアを通す。
が、後を追おうとした王を制して、若き魔法使いの長は首を振った。
「しばらく二人だけに」
王は苦笑すると、人の心を見透かすかのような眼差しをラムルダに投げかけた。
「損な役割だな」
ラムルダは虚をつかれて、王を見返した。ためらうように言う。
「一杯、やりたい気分ですね」
「つきあうぞ」