爆走★love boy2
私はホッとして「いいよ」と、うなづいた。



別に本気でフランス料理が食べたかったワケじゃないし、気取りすぎたお店なんて入ったことがない。



ナイフとフォークの使い方もわからず、混乱していたに違いない。



先輩は私の手を握ったまま、中華料理店へとはいって行った。



そういえば、ごく自然に手をつないでる。



映画館ではあれほど意識しても無理だったのに。



そう思うと、なんだかおかしかった。
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