爆走★love boy2
そう言って、先輩が私にメニューを渡してくれる。



見てみると、値段もそんなに高くない。



ファミリーレストランの少し上。



といったところで、きれいだけど誰でも気取らずに入れるお店だった。



私は樹先輩と同じ天津飯を頼み、ゆったりと座りなおした。



「で、今日はなにかあった?」



「え?」



先輩に突然そう聞かれ、私は視線を空中へおよがせた。
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