爆走★love boy2
「昨日、笑われたの」



「笑われた?」



氷水を一口飲んで、私はコクリとうなづく。



「誰に?」



「ナナミと、茜ちゃんと……」



それから、先輩の元カノのユリナさん。



私は最後の1人の名前だけ言わずに、言葉を切った。



「それは……どうして?」



樹先輩はさっぱり事情が呑み込めてないみたいだ。

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