爆走★love boy2
☆☆☆

「すっごい食欲だな」



デザートの杏仁豆腐を口には運ぶ私を見て、先輩は微笑んだ。



「だって、おいしいもん」



「だよな。


いつも学食のパンじゃ、たくさん食べたくても食べれない」



その言葉に、私はうんうんとうなづく。



パンがまずいワケじゃ決してない。



でも、毎日毎日そればっかりじゃ器械的に食べているダケになってしまう。




「やっぱり、こういうのってたまにはいいな。


亜美の食べっぷりを、時間も気にせず見られるし」

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