爆走★love boy2
「そっか……」



でも、先輩はそうは思わなかった。



雅紀君の余裕めいた態度に腹を立てて、手を出してしまった――。



「もう、最悪」



一部始終を話し終えて、私は机にホッペを押しつけた。



このまま机になれたらどれだけ楽ちんなんだろう。



「大変だったね……」



ナナミはそう言い、私の頭を優しくなでてくれた。
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