爆走★love boy2

餓えた狼の巣窟と言っても過言ではないこの学校で、私のヴァージンは一度奪われかけた。



それも、この教室内で、不良グループの手によって、無理やりにだ。



思い出しただけでも背筋がゾクゾクして、サッと血の気が引いて行く。



幸い、裏番長である樹先輩に助けてもらったんだけどね……。



「半分あってる。でも半分違う」



嫌な思いでを振り払い、私は返事をした。