爆走★love boy2
遊び人で手が早かった樹先輩に、いまだキスしかされてない私はおかしい。



あの時だって、3人でそうやってコソコソ笑ってたんでしょ?



「先、帰る」




短く言って、自分の分だけのお金をテーブルに置こうとしたとき、今までだっていた茜ちゃんが静かに口を開いた。



「樹先輩の噂、もう1つあるんだよ」



その言葉に、私は動きを止める。


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