爆走★love boy2
いざ口を開いて言おうとすると、顔面は真っ赤に炎上し、一言も出てこない。



「どうした? 顔真っ赤だけど?」



「……わかってるくせに」



私がそう言うと、先輩はついに抑えきれなくなって声をあげて笑い始めた。



「なにがおかしいの!?」



ちっともおかしいことなんてないじゃない。



体に合わない下着買ったり、わざわざつまらない映画を見に行ったり。

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