爆走★love boy2
樹先輩はベッドに座る私の頭をグリグリと少し乱暴になでて、


「可愛いヤツ」


と、含み笑いをする。



「ほっといてよ、もう」



もうからかわれたくない私は、そのままコロンッとベッドに横になって、布団を頭までかぶった。



「でも、嬉しい……かな」



え……?
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