爆走★love boy2
「青春じゃのぉ~~」



手を繋いで歩く私たちを見て、公園を散歩していた腰の曲がったおじいさんがニマニマしながらそう言った。



「あ、あはは」



私は思わず愛想笑いを返す。



するとおじいさんは急に頬を赤らめ、ニマニマ顔をさらにゆがめて


「これから2人でしっぽり行くのかのぉ~~」



なんて言い出したのだ。
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