爆走★love boy2
すべての行為が白いモヤに包まれてたみたいで、よく覚えてない。



時々思い出すのは、恥ずかしいくらい甘い自分の声と、樹先輩が私を呼ぶ声。



キュッと胸の奥が締め付けられて『好き』でいっぱいになって。



時々止まってキスされたら、幸せすぎてこのまま死んでしまうんじゃないかと、本気で心配になった。



でも、大丈夫。



私、生きてる。
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