爆走★love boy2
「もぉーっ! どうだっていいでしょ!」



私はそう言い、最後の一口を放り込んで樹先輩の手を取った。



「あ! 逃げたぁ!!」



ナナミの声が後ろに聞こえる。



まったくもう。




人をからかうのはいい加減にしてよね。



プリプリ怒っていると、先輩がふと立ち止まった。



「亜美、これ落ちたぞ」

< 215 / 218 >

この作品をシェア

pagetop