爆走★love boy2
特に気分を悪くした様子でもない先輩の後ろ姿を見送って、私はガッカリしてしまう。



やっぱり、好きな人とは少しでも長く一緒にいたいものだから。



「じゃ、行こうかっ!」



そんな私の気持ちをかき消すかのようにナナミは大きな声を出し、


私と茜ちゃんの手をひっぱって強引に歩き始めたのだった。
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