爆走★love boy2
「お爺さん、それってセクハラですよ」
元気なおじいさんに、呆れたように樹先輩が言う。
するとおじいさんは急に目が覚めたように樹先輩を見上げ、
「そうかそうか、悪かったなぁ」
と笑い、そそくさとこの場を後にしてしまった。
「全く、最近のじぃさんは……」
樹先輩はため息交じりにそう呟き、私の手を握りなおして再び歩き始める。
けれど、私の頭の中ではさっきのおじいさんの言葉がこだましていた。
『これから2人でしっぽり行くのかのぉ~~』
「亜美、どうした?」
「う、ううん。なんでもない」
私はあわててその言葉をかき消し、微笑んだのだった。
元気なおじいさんに、呆れたように樹先輩が言う。
するとおじいさんは急に目が覚めたように樹先輩を見上げ、
「そうかそうか、悪かったなぁ」
と笑い、そそくさとこの場を後にしてしまった。
「全く、最近のじぃさんは……」
樹先輩はため息交じりにそう呟き、私の手を握りなおして再び歩き始める。
けれど、私の頭の中ではさっきのおじいさんの言葉がこだましていた。
『これから2人でしっぽり行くのかのぉ~~』
「亜美、どうした?」
「う、ううん。なんでもない」
私はあわててその言葉をかき消し、微笑んだのだった。