爆走★love boy2
元カノさんに直接話を聞いて、スッキリすればいいじゃない。



そう言葉を続けて私の肩をポンポンと叩く。



でも、いきなりそんなこと言われても――。



どうすべきかためらっている時に、教室のドアが開く音が響いた。



一瞬、樹先輩が来たのかと思った。



視線をパッとそちらへやると、そこに立っていたのは樹先輩ではなく、茜ちゃんだった。



手にはお弁当の袋を持っている。
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