爆走★love boy2
今までと違う。



そう感じたのは、先輩が開いた唇を、唇で挟むようにキスしてきたからだった。



舌が入ってくるワケでもないそんなキスに、カッと体温が上昇していく。



触れるだけのキスじゃわからなかった、互いのもっと熱い部分や柔らかさがダイレクトに伝わってくる。



グロスをつけてもいなかった唇はあっという間に先輩の唾液でぬらされて、ヌラヌラと艶美な輝きを見せる。



だけど……嫌じゃない。
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