爆走★love boy2
それから学校までの道のりはいつも以上に長く感じた。



早く、早く。



チョロチョロと後ろを振り向いて、家が見えなくなるのを待つ。



「さっきから、どうした?」



明らかに挙動不審な私の動きに、先輩がクスッと笑う。



「忘れ物でもしたか?」



「ち、違う」



ブンブンと強く首をふる私。
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