きみの腕の中で
*プロローグ*


私はただ疲れていて

瞳に入る全てのものが

意味もなく鬱陶しくて



たとえば

朝起きて一番に見える

真っ白い天井だとか

道を歩いていれば

なんとなく視界に入る

お店の看板だとか


とりあえず全てのものが。



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