きみの腕の中で


そんな私の思いを知ってるママとママ側の親族はいつでも快く私を受け入れてくれる。


なのに今、それさえも素直に嬉しく思えない私はすごく、ものすごく歪んでいるのかもしれない。


…ううん


歪んでいる。


なにが私をそうしたのか…自分でもわからないほど、いつの間にか私のなかに何かが溜まっていった。


髪も明るくなった

目の周りも黒く囲むようになった


それこそ身内には言ってないけど
信じられないほど汚い言葉とともに、拳を振るうようにさえなった



助けて欲しい。

こんな私を

気づかないうちに心が安らぐ場所のなくなった私を

助けて欲しい。


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