2人きり
「お前まじでモテモテ
なんだな(笑)」

私の席の隣、長谷川恭介
(通称:はせちん)が
からかってくる。

「はせちんには分かんないよ…
人をフルって辛いんだから。」

「まぁそんな落ち込むなって!」

ショボンとなる私の背中を
つついてきたのは
のっちんの隣の若瀬太一
(通称:たっつん)だ。

「たっつ〜ん(泣)(泣)」

私は後ろを向いて
たっつんを見つめる。

「おいだからそんな目で
見るなよ
俺まで落ちちゃうわ」

多少たっつんの顔が
赤くなった。

「おい太一、お前彼女を
裏切るのか?」

はせちんがたっつんに
冷たい視線を送る。

「あ、ジョーダンだって
ジョーダン!!」
< 4 / 21 >

この作品をシェア

pagetop