教えて?センセ。
―第9章―
―月曜日―

「はーあっ!…ふんっ!!!」



あたしは大量の荷物を詰めていた。



「カバン壊れないかな…?」



パンパンに詰め込まれたカバンを見てため息を漏らす。



「しかも…重……っ」



なんだこりゃ…
キャリーバッグが壊れてさえいなければ…
コロコロっと楽に行けるのにっ



「入ったからまぁよしとしよう」



あたしはそれを足で部屋の端によせた。



「今19時か…せんせ…じゃなくって蓮くん、塾だよね」



あたしは時計を見る。
あたしと蓮くんが付き合ってるって
斎藤先生が知ったらどーなることか。



「…怖っ」



それはそうと
明日早いし早くねーよおっと。
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