教えて?センセ。
こ……怖いなあ
蓮くんのそば…離れちゃだめだ……



「いっくよー」



ぼーんとビーチバレーのボールが飛ぶ。



「はーいっ」



あたしはぽんと信哉にボールを回す。



「……っ」



バシッと切れのいい音が響く。
そして蓮くんの元に。



「いって。ムキになってんじゃねーよ…」



そうつぶやいて優しいボールを祈に回す。



「信哉強すぎだよ〜(笑)」


「……あはは」



あたしは苦笑した…



「俺喉乾いた。」



蓮くんは1人抜けた。



「じゃあ、続きを……わっ!」


「愛美も来い。」



あたしは二の腕を引っ張られてバランスを
崩す。



「うわー、強引だなあっ」



大きな声で信哉が言った。



「もっと紳士的に行かないと…蓮くん?」


「信哉どうしちゃったの…??」



ポカンとした顔で祈が尋ねる。



「別に?…2人でバレーしよ、」
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