教えて?センセ。
なんてゆわれて……
はあぁ……。がんばろ…
夏休み明けのテスト頑張って塾やめよ。



「こんばんわー。」


「あ、個別の…長谷さん?」


「はい。」


「じゃあ前園先生ね。こっちよ」



テキパキした二十歳くらいのお姉さんにただただついていく。
若い先生も多いのにじいさん当たったのか。
あたしって強運かもね。



「ここね。二番教室だから」


「はーい。」



比較的静かな教室。
壁に区切られてみんな黙々と勉強していた。
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