教えて?センセ。
「もう耐えらんねーんだよ」



…嘘ォ。
あたしのこと…好きだったの?



「お前を自転車に乗せてるときそのまま連れ去ろうかなって思う」


「…そ、だったの?」


「愛美って結構俺に無防備だから…。」


「…っ」



ぐん…と腕をひっぱられてあたしは
信哉に抱きしめられる。



「しん…っ」


「離したくねーよ…」



知らなかった…。
ただの…幼なじみって思ってた。



「ほんと無防備…。」


「…っえ?」



信哉はあたしのパーカーをずらす。



「キャミとパーカー1枚で男に会うとか…。」
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