教えて?センセ。
でも2分もたたないうちに
先生は帰って来た。



「須藤先生…どーしたんですか?」


「ほら。」



先生はあたしに小さめのアトマイザーを渡した。



「これ…」


「香水だけど?」


「わ…っ!わかってますよ」


「…やるよ。」


「え?」



あたしはアトマイザーの中の液体を見つめた。
キャップを外すとほのかに先生の
匂いがする…。



「いいんですか?」


「家にボトルあるし、別にいいよ」


「ありがとう…」



あたしは顔が自然に笑顔になった。
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