教えて?センセ。
「塾につけてくんなよ…」


「え!?」


「…って言おうと思ったけど予想以上に嬉しそうだったから…いいよ。」



先生は優しく微笑んだ。



「俺とおんなじ匂いになるけど…いいの?」


「いいの…。」



あたしは少し照れた。



「そんないい匂いか?これ。」


「ウン。」



先生がつけてるから余計…。
とか、言えないけど。



「じゃ、授業に戻るぞ。」


「はいっ」



あたしのその後の授業は
ものすごい集中力だったそうな…。
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