教えて?センセ。
「あら長谷さんじゃない。どうしたの」


「忘れ物です。」


「もぅ。何してるのよ。来なさい。」



あたしは斎藤先生について歩いた。



「蓮先生、あたしのことも褒めてよ。」


「はあ?」


「だって長谷さんのこと撫でてたじゃん。あたし見てたよ。」


「あー、はいはい。」



そういって先生はだるそうに
あたしと同い年くらいの
女の子の頭を撫でた。
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