傷の行方
若さの苛立ち
中学3年

私は例のろくでもない男と出会った


都内にある踊れて


飲み放題で


朝までいられる場所へ


一緒に行かないかと誘われた



親友も私も最初は断ったが



話してみると中学の先輩だったので


行ってみようということになった



車で毎日のように


そこへ行って遊ぶようになった


いいなと思っていた


ファンクラブのある先輩が



時々くることで


私はその先輩と話せるのが楽しみだった



付き合うことになったのはその人の先輩だった


あの人形のような役目を



やらされたりするなんて


思ってもいなかった



半分脅されたような感じだったけれど


私もOKしたのだから


自業自得な結果になったが




あの日々の中



受験の時期になっていた

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